ビジネスを安定させるために最も重要なこと。
それは「リピーターを増やすこと」です。
今回は、実際に僕が体験したちょっとした“感動サービス”をもとに、
「価格以上の価値提供」→「リピーター化」という流れを具体的に解説します。
なぜリピーターが重要なのか?
新規集客だけでは売上は安定しない理由
多くのビジネスは「新規顧客を獲得すること」に注力します。
もちろん間違いではありませんが、常に新規集客に頼っていると、
広告費や労力が増え続け、売上が不安定になりがちです。
しかも、新規の人は「まだ信用していない状態」なので、
購入率も継続率も低く、効率が悪いというデメリットもあります。
ビジネスの信頼と安定は「繰り返し購入」にある
一方、すでに商品やサービスを体験した人が、
「またここで買いたい」と感じてくれる状態
つまり、リピーター化すれば、
集客コストはかかりません。
さらに、リピーターは紹介や口コミもしてくれるので、
信頼と売上の両方を安定させてくれる重要な存在なのです。
リピーターが増えるビジネスには共通点がある
「価格以上の価値」を感じさせている
リピーターを生むビジネスには、
ある共通点があります。
それは、「価格以上の価値を提供している」こと。
価格の元が取れるだけでなく、
- 「ちょっと得したな」
- 「思った以上に良かった」
と感じたとき、人はまた買いたくなるのです。
「ちょっと得した体験」が記憶に残る
実はこの「ちょっと得した感覚」は、
金額以上のインパクトを持ちます。
たとえば100円のクーポンよりも、
「頼んでないのにここまでしてくれた…!」
という体験のほうが強く心に残ることもありますよね。
小さな感動や気配りがリピートを生む
リピーターを増やしたいなら、
圧倒的な結果よりもちょっとした感動を意識した方が効果的。
「こんなことまでしてくれるんだ」と感じさせる小さな親切が、
お客さんの心に残り、「またお願いしたい」に変わります。
【実話】“ちょっと得させる”が生んだリピーター体験
片方のヒモだけを修理に出した話
先日、僕のお気に入りのリュックの
ヒモが片方だけちぎれてしまい、
とある修理店に持ち込みました。
「片方のヒモだけ修理してください」
と伝え、1週間後に修理完了の連絡がきました。
頼んでいない部分まで直してくれた理由
お店に行ってリュックを受け取った際、店員さんから一言
「もう片方もかなり劣化していたので、こちらも一緒に直しておきました」
なんと、頼んでもいない部分を追加料金なしで修理してくれていたのです。
僕としては、仮に追加料金を提示されてもお願いしたと思います。
でも、それを無料でやってくれた。
これには正直、感動しました。
この対応でお店への信頼感が決定的に
このたったひと手間で、
僕の中で「ここにまたお願いしよう」が確定しました。
信頼はこうして生まれ、
お客さんは“自然と”リピーターになるんですよね。
「価格以上の価値」を提供する具体的な方法
ちょっとしたおまけや特典をつける
- 購入者限定のPDF
- ちょっとした動画解説
- 「ここだけの話」的な裏話や補足情報
ほんの少しでいいので、「え、こんなのもついてくるの?」と驚かせる仕掛けを入れると効果的です。
想定外のサポート・対応で満足度を上げる
質問対応を丁寧にする、対応が早い、
「気になることがあればいつでもどうぞ!」のひと言など…
コミュニケーションの中で“想像以上”を演出することができます。
先回りの配慮やアフターフォローを意識する
- 使い方ガイドをあらかじめ送る
- 「次にこれが必要になるかも」と一言添える
- 感想や実践報告を聞いてフィードバックを返す
これだけでも、信頼が積み上がっていきます。
価格以上の価値は、マーケティング戦略になる
期待値を少しだけ超える“仕掛け”を作る
マーケティングでは「期待値コントロール」が重要。
あえて期待を上げすぎず、
「ちょっと期待を超える」ことで満足度は爆上がりします。
顧客体験をデザインする=ブランドになる
ちょっとした驚きや感動の体験は、
「ここで買いたい」という信頼と記憶をつくります。
それがやがて、“あなただから買いたい”というブランドに変わるのです。
LTV(顧客生涯価値)最大化にも直結する
リピーターが増える=LTV(顧客生涯価値)が高まるということ。
一人ひとりとの関係を深めていくことが、
結果的に売上の安定と成長につながっていきます。
まとめ|「ちょっと得させる」は最強のリピーター戦略
「頼まれていないけど、直しておきました」
このたった一言が、僕をリピーターに変えました。
このエピソードから学べるのは、
「ちょっと多めに与える」だけで、お客さんの心は動くということ。
僕たちが販売するコンテンツでも、
価格以上の体験や気づきを提供することで、
「また買いたい」「また聞きたい」と思ってもらえるようになります。
まずは、少しだけ多めに与える設計――
あなたの商品やサービスにも、ぜひ取り入れてみてください!
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